2013年5月3日(金)。仕事における働く時間の長短について最近思うところがあったので記録として残しておきます。長時間労働と短時間労働、どちらが良いのかという単純なお話ではなりませんが、面白い事例のデータもありましたのでそれを基に記載します。
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あなたは長時間労働派、それとも短時間労働派??
重要なのは事例や統計、そして自分がどうありたいか
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2013年5月3日(金)。
本日からゴールデンウィークの後半です。弊社ももちろんお休みではありますが、まとまったお休みが取れる機会に自分の人生の事や経営や仕事の事、お客様の事をゆっくり考える時間を作っています。
最近色んなメルマガを読んでいるのですが、結構興味深い内容が載っていました。それはこんな事です。
- これさえやれば誰でも簡単に稼げて短時間労働で成功出来る!
ネットが広がってからこういったお話には本当に沢山ありますね。これは本当なのでしょうか??
ランチェスター経営のパイオニア、竹田 陽一氏はこう言っています。
- 成功者はみな結果的に長時間労働している
- 弱者は長時間労働に徹し必勝の12時間、圧勝の14時間を投入すべし
- 飲食事業の株式会社壱番屋(カレーココ壱番屋)の創業者の宗次特別顧問は、朝6時に出社してお客のアンケートハガキを読むことが日課
- 飲食・居酒屋事業のワタミ株式会社の渡邊社長は創業以来ほとんど休みなしで出勤は朝5時45分
- 26歳で株式上場、株式会社サイバーエージェントの藤田社長は創業期は1日約16時間労働、1週間約110時間労働で働きで今も休みなし
- 図1・年収階層分布図
- 青・男性、赤・女性
- <「国税庁・平成23年民間給与実態統計調査結果」・「年収ラボ」から引用>
- 図2・年収階層分布図・詳細
- <「国税庁・平成23年民間給与実態統計調査結果」・「年収ラボ」から引用>
要するに当たり前と言えば当たり前ですが「誰でも簡単に稼げて短時間労働で成功出来る」という事は稀です、客観的な事例で見てもそうです。内容にもよりますが「誰でも簡単に稼げて成功出来る」なら世界は成功者で溢れています、が、実際にはここでは分かりやすく数値化する為に(お金のお話は余り好きではありませんが)成功者という指標を本当に仮にですが年収1,000万円にした場合(これも正しい指標がどうかはまた別ですが)、その層は全給与所得者に対して、男女計で3.9%、男性で6.0%、女性で0.7%となっています。要するに1割もいない訳です。
成功するには長時間労働が必要と言えます。ちょっと怖いお話ですね。
しかし、以下のような統計データもあります。
- 図・働く時間と自由時間とストレスの関係
- <「内閣府・平成20年版国民生活白書」から引用>
多くの人は自由時間がある程度ない事をストレスに感じるという統計データです。働き過ぎる事はストレスに感じるという事です。しかし私達がいるIT・Web事業の業界もそうですし、今はどの事業の業界も似ていると思いますが、今まで以上に厳しい経営環境に置かれていると言え、長時間労働なしで成功していく事は厳しいと言えます。IT・Web事業の業界は特に流れが速い為、多くの事を知り、テストをし、PDCA管理を行っていかなければなりません。
- 長時間働かなければ成功出来ない
- 長時間働くとストレスに感じる
この相反する事を満たす事、それは「好きな事を仕事にする」という事だと思います。もちろん「パンを得る為に働く」というスタイルもあります、それは人の価値観にもよるので当然否定はしません。しかし成功する事を考えるのであればそれは長時間働く事になり、それを苦に感じない為には好きな事を仕事にするという事が必須なのかなと思います。
最後に。
誤解なきようにお伝えしますと、長時間労働を推奨している訳ではありません。しかしあるゴールを達成しようとするには短時間で成功するという事は稀という事をお伝えしたいと思っています。その上で、もちろんゴールまでの道を進む時間は最小限が良いのは当たり前です、寄り道を多くしている間に資金が底をつく可能性もあります。またゴール自体も設定しておかなければ進んでいる道自体が間違っており多くの時間を無駄にする可能性も当然あります。「ゴール(目的・目標)」に辿り着くまでの時間が最小限になるように「デザイン(設計)」をする事が重要と言えます、それは全てにおいて言える事です。
長時間労働をしたくない、私もその気持ちは当然あります。だからこそ、いつか長時間労働をしなくても良いように、自分の望む事により時間を使えるように、それをゴールとして、それまでは相当時間を投下していく覚悟は必要なのだと思います。
まとめ
- 成功者は皆長時間労働をしている
- しかし長時間労働はストレスにも結びつく
- だからストレスに感じにくい仕事で長時間労働をするべきだ
- いつか働く時間を少なくする為に今沢山働く事も大切だ
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